11月10日(日)、埼玉県深谷市で行われた「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」の体感試乗会で、人身事故が発生。顧客が運転していた「CX-5」がフェンスに衝突し、顧客が軽傷、助手席に同乗していた販売会社の従業員が右腕骨折の重傷を負った。また、事故の原因が特定されるまで「体感試乗会」の実施を自粛することを決定していた。
マツダは、今回の事故発生直後から警察の要請に基づき調査に全面的に協力。12月26日(木)に、警察との合同調査の結果、当該車両に事故や異常がなかったことを確認できたと発表した。
「体感試乗会」の再開についてはまだ明らかとなっていない。
「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」とは、近赤外線レーザーで前方車両を検知し、ドライバー操作に応じてブレーキをサポートする安全装備。
この「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」は、障害物の大きさや種類・距離、周囲の環境、車速、ドライバーの運転操作等により正常に作動しない場合がある。そのためマツダは、体感試乗会を開催するにあたってはこれらの項目について一定の条件を設定し、その条件の下で実施するよう全国の販売会社に案内していた。
なお、マツダによれば、「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」に起因する公道での事故については、これまで報告はない。