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フェラーリ、F1マシン最低重量引き上げに反対と主張

2013年12月24日(火)11:41 am

フェラーリは、2014年シーズンに向けて車両最低重量の引き上げを望んでいたとのうわさを否定した。

このうわさにより、フェラーリの新V6ターボエンジンとERS(エネルギー回生システム)の重量が予想以上に重いのではないかとの憶測を呼んでいた。

しかし、フェラーリのチーム代表を務めるステファノ・ドメニカリは、ドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、制限重量を引き上げたいがゆえ、体重の重いドライバーをめぐる議論を持ち出しているのはほかのチームの方だと主張している。

「彼ら(他のチーム)がそれを望むのは、あくまで問題を抱えていると認識しているからだ」とドメニカリ。

「重いドライバーが不利になるという議論は、単なる言い訳に過ぎない」

「彼らは以前から絶えず不利だった。クルマの重量が制限をはるかに下回っているときでさえ、体重の重いドライバーにはバラスト(クルマのバランスを調整するために使用する重し)が少ないわけだからね」

2014年シーズンに向けて、フェラーリがより一層心配しているのは、ファンにとってレースが複雑になることだという。

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長も、「テレビ会社には、解説者が状況を説明しやすいように図解を開発してもらいたい」と注文をつけている。

レース中のドライバーの燃料消費を示すグラフがそのアイデアの一例だ。

「そうすれば、少なくとも視聴者はなぜこのドライバーが速いのか、あるいは遅いのかが分かるようになる」とモンテゼモーロは説明した。

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