フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のマクラーレン復帰説を一蹴し、アロンソはフェラーリとの契約を満了すると語った。
マクラーレン・グループの会長ロン・デニスは、アロンソのマクラーレン復帰は「ありえないとは言わない」と話している。
モンテゼモーロはこう語った。「マスコミはその方が喜ぶかもしれないが、友人でもあるロンと言い争うつもりはないよ。フェルナンドは2016年F1シーズンまでの契約がある」
「彼に良いクルマを与えてあげられるかどうか、それだけが心配だ」
しかし、今シーズンのクルマの出来に不満をもらしたアロンソの発言には、ミハエル・シューマッハを引き合いにだして苦言を呈した。
「勝つときだけでなく、負けるときも一緒だということが大切なんだ」
「ミハエルは1996年から1999年の間にその方法を学んだんだ。フェルナンドの不満は理解できるとしても、フェルナンドも自分のためではなくフェラーリのために走っていることを理解しているはずだ」
チームへの不満を表したアロンソの態度が、アロンソの反対を無視してフェラーリをキミ・ライコネン(ロータス)との契約に走らせたという見方もある。
モンテゼモーロは、ライコネンはナンバー2ドライバーだと考えている。
「(ライコネンは)自分がキャリアの後半に来ていることを分かっている」
「しかし、彼はレースで強く、アロンソのライバルたちからポイントを奪ってくれるだろう」
また、モンテゼモーロは、今は新たなドライバーとの契約を模索していないとも明かした。
「セバスチャン・ベッテル(レッドブル)はものすごく速くて集中力があり、貪欲に勝利を求める」
「いろいろ問題はあると思うが、ナンバー1ドライバーは問題ではない。2年くらいたったら、またこの話ができるかな」