今シーズン終了とともに、2年間を過ごしたトロロッソからレッドブルのドライバーへと昇格するダニエル・リカルドが、13日(金)から15日(日)にかけてスリランカでレッドブルの2011年型車であるRB7によるデモンストレーション走行を行った。
ファクトリーでは2014年型車であるRB10の製造作業が行われている中、レッドブルのデモンストレーションチームはスリランカを訪問した。
今回のイベントにドライバーとして帯同したリカルドは、まず、世界遺産にも登録されている要塞(ようさい)に囲まれたゴール市の海岸線沿いの道路でレッドブルF1カーによる短いデモ走行を担当。このときはあいにくの雨となり、コンディションは必ずしも恵まれなかったが、その後コロンボに移動し、1万人強の観客が見守る中、市内に設けられた特設コースにおいて合計3回のデモ走行を実施。最後は人工照明に照らされた夜の走行で締めくくられた。
今回のイベント期間中にはスリランカ南部で釣りを楽しんだり、三輪タクシーで市内やジャングルに囲まれた村を観光したり、またコロンボにおいては有名なガンガラマヤ寺を訪問し、象に乗ったり、現地の子どもたちとクリケットを楽しむといった活動も行ったリカルドは、イベント後に次のように語った。
「この数日間は素晴らしい経験だった。デモンストレーションを担当すると、いつもこれまでに行ったことのないエキゾチックな場所に行けるものだけど、今回は本当に素晴らしかった。観衆もたくさん来てくれたし、本当に鼓動が高まったよ。彼らの記憶に残るようなデモ走行となったことを願っているし、きっと、そうできたと思っているよ」