ロータスのチーム代表であるエリック・ブーリエは、フォース・インディアへ移籍するのではないかとのうわさを否定した後、その一件には悩まされたことを明かした。
ブーリエが財政的困難に陥っているロータスから逃げ出そうとしているとのうわさがインターネット上に駆け巡ったことを受け、ブーリエは16日(月)に、それを否定する次のような短いコメントを自身のツイッターに書きこんだ。
「私は、どこからもオファーなど受けていないし、(ロータスを)辞めていない」
その後、ブーリエは『Speedweek(スピードウィーク)』に対し、そのうわさには驚かされたと語った。
『Speedweek(スピードウィーク)』は、次のようなブーリエのコメントを引用している。
「現場では、すべてが全く普通に進行しようとしていた」
「我々は2014年F1シーズンに向けて準備をしていたし、朝早くから夜遅くまで、次から次に会議に走り回っていたよ」
「外部に対して否定すればすむだけの話ではなかった。私はファクトリーのみんなを呼び集め、彼らにそういう事実はないと語らなくてはならなかった。レーシングカーのファクトリーではうわさはすぐに広まるからね」
「だが、彼らには私がずっとここにいて、どこへもいくつもりがないことを知ってもらう必要があったんだ」、とブーリエは主張した。
ブーリエは、2014年シーズンにレギュレーションが大幅に変わることや、1月下旬に予定されている公式F1テストまでの期限が迫ってきていることを考えれば、このうわさのタイミングは最悪だったと次のように付け加えている。
「今は一刻を争っているときなんだ。1月の末にヘレスで行われる最初のテストまでにクルマを作りあげる必要があるんだ。だから、今回のことでは、ばく大な時間とエネルギーを浪費させられたよ」