レッドブルを下して王座に就くのは困難だろう。FIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッドが、古巣フェラーリに警告した。
ステファノ・ドメニカリがチーム代表になるまでは、ジャン・トッドが赤い跳ね馬を指揮、ミハエル・シューマッハをエースに栄光をほしいままにしていた。特に2004年までの5年間、フェラーリはドライバーズ&コンストラクターズ両選手権を制覇。まさにレッドブルも顔負けだ。
2007年はキミ・ライコネンとともに、やはり両選手権を獲得したが、その後タイトルは遠ざかってきた。会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは先週、「2位ばかりでウンザリだ」と、いらいらを募らせている。
「フェラーリにはがんばってほしい」と、トッドはイタリア『La Repubblica(レプブリカ)』紙に語る。「もう何年も今年のような戦いを続けているからだ」
「2位と1位になるのでは意味が違う。しかし、2位になるのだってたいへんなことだよ」