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レッドブル、フォーミュラE参戦に含み

2013年12月17日(火)12:51 pm

レッドブルが、電気自動車によるFIA(国際自動車連盟)の新シリーズ、フォーミュラEへの参戦を検討していると認めた。

ほぼ無音とされるフォーミュラEシリーズは、市街地レースとして世界各国の大都市で開催される予定だ。ウィリアムズやマクラーレンら名門F1チームも、同シリーズのクルマを手がけている。しかし、F1世界王者セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は先日、フォーミュラEの概念に魅力を感じないと打ち明けた。

「まったく好きじゃないね」とベッテル。

その理由を、「みんな、F1をその場で感じたいがゆえに、見に来るんだと思う。でも、クルマが通り過ぎるとき、風の音しかしなかったら、感じるものはあまりない」と説明した。

しかし、多くの人はベッテルと意見が異なる。

元F1ドライバーのマイケル・アンドレッティや、ドイツの自動車メーカーであるアウディがフォーミュラEへの参戦を決めている。アラン・プロストも新チーム「e.dams(eダムス)」を設立し、フォーミュラEへの参戦を表明しているほか、スーパーアグリも来年9月のシリーズ開幕戦でグリッドに名を連ねる予定だ。

フォーミュラEの概念に、F1から撤退したヴァージンさえも興味を示している。一方で、ハリウッド俳優レオナルド・ディカプリオも、EVのパイオニア的存在であるベンチュリ・オートモービルのオーナーらと共同で「ベンチュリ・グランプリ・フォーミュラEチーム」を立ち上げ、同シリーズへの参戦を発表している。

F1の世界チャンピオンチーム、レッドブルでモータースポーツ アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、「(参戦するよう)誘われているが、いまのところ私たちはF1に100パーセント集中している」とドイツ紙『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』で語った。

「最初のシーズンが終わったら、再び検討し直し、再評価を行うつもりだ」

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