フォルクスワーゲンと、その傘下でモータースポーツに参戦しているアウディやポルシェがF1復帰する可能性があるのではないかとの最近のうわさを否定した。
F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は先週、2015年もしくは2016年から、2012年シーズン終了後にHRTが撤退以来空席となっている12チーム目の参戦チームを募集することを明らかにした。
フォルクスワーゲンと、その傘下にあるアウディとポルシェには、これまで常にF1進出のうわさがささやかれていた。そして、今回FIAがその門戸を開いたことにより、いずれかがF1参入に興味を示すのではないかと推測されていた。
FIAは、F1への新規参入希望は2014年1月3日に締め切られ、その参戦承認は2月末までに決定されることになると発表している。
だが、フォルクスワーゲンの広報担当責任者であるシュテファン・モーザーは、『Speedweek(スピードウィーク)』に対し、「我々にはF1に参入する計画はない」とコメント。
さらに、アウディの広報責任者であるヨルゲン・ピピッヒも、アウディでは世界耐久選手権(WEC)やドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)を含む、現状のプログラムに満足しているとし次のように述べた。
「我々は今それに集中している。F1の計画は持っていない」
また、ポルシェのオリバー・ヒルガーも、「2014年には、ポルシェはそのモータースポーツの歴史においてこれまでで最大のファクトリーを持つことになる」と語り、次のように続けた。
「我々にはF1に参入する計画はない」