今後のチーム運営が懸念される中、ザウバーは2014年F1シーズンに向けて着々と準備が進んでいるとして、憶測を一蹴した。
2013年は資金難に苦しみ、そのうえ才能豊かなニコ・ヒュルケンベルグをフォース・インディアに奪い返されたザウバーは、ケータハムと並んで来季ドライバーが決まっていない。
「21年を数えるチームの歴史で、この時期に至って来年のドライバーが不明などという事態は初めてだ」とするのは、スイス『Blick(ブリック)』紙の名記者ロジャー・ブノワだ。
ところが11日(水)、ザウバーは2014年に関する重要なニュースネタを提供した。新車C33のシャシーが、FIA(国際自動車連盟)によって強制的に実施される静動すべての耐衝撃テストに合格したのだ。
ザウバーは同じ日、2014年型マシンがFIAの「正式なホモロゲーション(認証)を受けた」とチームの公式ツイッターで高らかに宣言した。
ザウバーは次のようにコメントしている。「チームは日をあらためて、例年どおりホモロゲーションとは別に行われる後方の衝撃テストに臨む予定だ」