フェルナンド・アロンソのイライラが、フェラーリをキミ・ライコネン契約に走らせた。
そう語るのは、自身もかつてはフェラーリの一員で、ロータスにいた1978年には故ロニー・ピーターソンと黄金コンビを組んでF1タイトルを獲得したマリオ・アンドレッティだ。
「私に言わせれば、イライラしたアロンソが余計なことを言ってフェラーリを怒らせたのさ」と、『Marca(マルカ)』紙に話すアンドレッティ。
アンドレッティの言う余計なこととは、のちにフェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロがお仕置きを加えたというアロンソの問題発言だ。
アンドレッティは次のように続ける。「さもなければ、アロンソの座を脅かし、もしかしたら負かしてしまうかもしれないドライバーをフェラーリが雇うはずがない」
フェラーリ加入後4年間、アロンソはフェリペ・マッサという格下と評されることの多いチームメートを相手に戦った。だが2014年は過去にフェラーリでF1タイトルを取ったライコネンがアロンソに立ちはだかるのだ。
2013年のシーズン中、アロンソがとった態度についてアンドレッティは、さらにこんなことを言っている。「フェラーリでは態度に気をつけることだね」
「彼(アロンソ)はいつも立派にふるまってきたが、ほんのわずかに見せたスキがモンテゼモーロの逆りんに触れてしまった」
「このあとどうなるか、見ものだね」
「キミがフェラーリに来るのはアロンソを助けるためじゃない。彼は勝ちに来るんだ」
「きっと、見ていてワクワクするような素晴らしいバトルになるだろう」