各チームの2014年ドライバーラインアップもほぼ確定している中、ギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)の去就に注目が集まっている。
2013年シーズン終盤のパドックでは、ヴァン・デル・ガルデのスポンサーの方が、チームメートであるシャルル・ピックのスポンサーより強力であり、支援に前向きであるともっぱらのうわさであった。
ヴァン・デル・ガルデを支援するオランダの大富豪マルセル・ボックホールンは、F1におけるヴァン・デル・ガルデの力強い将来を確信しているようだ。今週、オランダの『Quote』の中でボックホールンは次のように語っている。
「現在、交渉中であるが、うまくいくだろう」
「ギドが来年もグリッドにいると保証する。100パーセント間違いない」
このようなうわさの裏では、テレメックスの支援を受けるエステバン・グティエレス(ザウバー)が今週、ケータハムのファクトリーを訪れていたことが明らかになった。
これは、ケータハムへの復帰を目指すヘイキ・コバライネンにとっては悪い知らせである。コバライネンには強力なスポンサーがいないため、金銭的に苦しいケータハムのチーム事情を考えると復帰への状況は一段と厳しくなったと言わざるを得ない。
しかし、最終的にヴァン・デル・ガルデはケータハムに残留しないかもしれない。
オランダのビジネスマン、ミシェル・モルが主要株主であるフォース・インディアは、ヒュルケンベルグの来季のチームメートをまだ発表していない。
モルは、同郷のヴァン・デル・ガルデも候補に入っていると認める。
「ギドがフォース・インディアのドライバーになる可能性はある」とモルは明言した。
「とても魅力的な話だと思う。しかし、フォース・インディアの株主ではあるものの、私に発言権はない。これは経営陣が決めることだ」
「私には、ギドに対する熱い思いを伝えることしかできない。頻繁に実行しているよ」とモルは笑いながら話した。