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ハミルトン、父にマネジャー報酬支払わず

2013年12月09日(月)11:25 am

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、父であり、元マネジャーでもあるアンソニーに一度も報酬を支払ったことがないことが、法廷で明らかになった。

アンソニーは、不当解雇や収入の損失でポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)を訴えている。

しかし、この裁判で最も注目されたのは、ルイスが父にマネジャーとしての報酬を支払っていないことが明らかになった点だ。さらには2010年にルイスが父と決別した際に約束したとされる400万ドル(約4億1,000万円)の「プレゼント」も支払われていないとのことだ。

アンソニーは法廷で、「私は一度だってルイスに金銭を要求したことはない」と証言し、次のように続けた。

「ルイスが2008年にF1チャンピオンになったとき、彼は私に感謝の言葉をくれた。それだけで18年の苦労が報われたよ」

自らのIT会社で生計を立て、自宅が抵当に入っているというアンソニーによると、ルイスが父と決別した理由は「もう、わかるだろう。パパの言うことは聞き飽きたんだ」だったとのこと。

しかし、ルイスは父に現金をプレゼントする約束をし、それは300万から400万ドルに相当するとみられていた。

アンソニーは、「おそらくルイスは自責の念を感じていて、みんなに感謝の意を表したかったのだろう」と語っている。

それでもアンソニーは、ルイスとの会話がなくなるほどに関係が悪化していくと、息子が考えを変えたことを認めた。

理由をたずねられると、アンソニーは「それに対する答えは分からない。約束は果たされなかった。私は気にしていないよ。私には関係ないことだ」とコメントし、さらに続けた。

「もしルイスが何かをすると言っておいて実際にはしなくても、それは彼の損失になる。私はお金をむしり取るような立場にいない」

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