ロス・ブラウンは、今シーズン限りでメルセデスAMGチーム代表の座を退くが、将来的にF1へ復帰する可能性があることを認めた。
新しい役職でチームにとどまるようブラウンに働きかけていたと打ち明けたメルセデスAMGの非常勤会長ニキ・ラウダは2日(月)、ブラウンが趣味の「釣り」を満喫した後、再びパドックへ復帰したとしても驚かないと述べた。
「私は懸命に引き留めようとした。しかし、彼が引き続き私の相談役であることに変わりはない。これはとても良いことだし、大切なことだと思う」とラウダは『BBC』に語っている。
また、『Mirror(ミラー)』紙によると、「数ヶ月の休暇」を取ったのち、「状況を見極める」つもりであるとブラウンは話した。
ブラウンのF1復帰先には、かつて在籍していたフェラーリか、2015年にマクラーレンのエンジンサプライヤーとしてF1復帰を果たすホンダが有力であると見られている。
ラウダは、ブラウンがF1を統括するFIA(国際自動車連盟)で新しい役割に就く可能性もあると指摘する。
「おそらく夏ごろにどうするか決めると思う。いわゆるサバティカル休暇だね」とブラウンは話した。
「もし再びモータースポーツにかかわるなら、それはF1になるだろう。でも、私は柔軟な心の持ち主だ」
「何が私のやる気を奮い立たせるか、そしてどのようなオファーを提示されるかによると思う。だから夏になればわかるよ」とブラウンは答えた。