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フォース・インディア、ヒュルケンベルグ加入を正式発表

2013年12月04日(水)10:41 am

フォース・インディアが、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)と来季の契約を結んだことを正式に発表した。具体的な年数は明らかとはされていないものの、契約は複数年におよぶものとされている。

ヒュルケンベルグは、2010年にウィリアムズでF1デビューを飾ったものの、チームが資金難に陥ったことで、わずか1年で豊かなスポンサー資金を持つパストール・マルドナードにそのシートを明け渡していた。その後、2011年に控えドライバーとしてフォース・インディアに加入し、翌2012年にレースドライバーへと昇格した。

2013年にはザウバーへ移籍したヒュルケンベルグだったが、やはり財政危機に見舞われたザウバーで報酬の未払いなどが起きたこともあり、新天地を求めていた。来季についてはキミ・ライコネンを失うロータスと相思相愛の関係にあるとされていたものの、やはり資金難に苦しむロータスはウィリアムズを離脱したマルドナードとの契約を選択。これによりヒュルケンベルグは、フォース・インディアへの復帰でF1ドライバーとしてのキャリアを継続させることとなった。

なお、フォース・インディアはもう1人のドライバーについて、後日発表を行うとしている。

今回のヒュルケンベルグ加入決定にあたり、フォース・インディアのチーム会長兼代表であるビジェイ・マリヤは次のように語った。

「ニコがサハラ・フォース・インディアへ戻ってくることを喜んでいる。2012年に彼が我々のレースドライバーとなったとき、ニコがたぐいまれな才能を持っていることが明らかとなり、シーズンを通じて強い競争力を発揮することでF1関係者に感銘を与え続けていた」

「ニコを我々のラインアップに抱えるということは、まさに我々の意図を明確に表すものであり、チーム関係者全員にとって大きな原動力となるものだ。我々は2014年に向けて大きな期待と希望を有しており、ニコとの契約により、そうした目標を達成し、我々にとって最も競争力のあるシーズンとするための最高な条件が整えられたことになる」

これを受け、ヒュルケンベルグも次のように語っている。

「サハラ・フォース・インディアに復帰することをうれしく思う。チームは来年に向けて高い目標を掲げているし、これまで数年にわたって積み上げてきた僕の経験がその目標達成に役立つものと信じている」

「僕は、2014年には競争力のあるパッケージを持てると本当に信じている。メルセデスエンジンについてもいろいろ前向きな話を聞いているよ。来年はワクワクさせられることがたくさんあると思う。僕はこのチームのことを知っているし、彼らの決意のほども分かっている。素晴らしい人材がそろっていて、僕たち全員が成功することを熱望しているよ」

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