F1の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハは、F1の経営状態が心配であると打ち明けた。
新ルールの導入により、これまで以上に予算がかかるとされる2014年シーズンに向けて各チームが準備を進める中、ロータスとザウバーは、すでに今シーズンのドライバーへの給与や請求書への支払いに苦心している。
また、今年の冬には、マルシャとザウバーが合併する可能性も浮上してきた。
F1史上、最も成功を収めたドライバーとされるシューマッハは、F1の現状を見ていると、心配でたまらないと心境を打ち明ける。
「本当に気掛かりで仕方がない」とシューマッハは『Bild(ビルト)』紙に語った。
「財政的に非常に難しい状況に陥っている。F1でさえ、その影響からは逃れられないという表れだ」
一方で、長年にわたりフェラーリで最高年俸のドライバーとして活躍したシューマッハ本人に、このようなお金の心配は無用だ。
実のところ、シューマッハは、F1の財政問題について語ったフランクフルトへは、ドイツ語でピットストップを意味する「Boxenstopp」という名前のついた3,500ユーロ(約48万7,000円)の肉筆画を受け取るため、プライベートジェットで訪れていた最中であった。