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2013年F1終了を惜しむのはベッテルだけ

2013年11月27日(水)11:55 am

史上最年少で4年連続F1タイトル獲得を達成したのをはじめ、1シーズンにおける連勝記録を塗り替えるなど、圧倒的な強さを見せたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、2013年シーズンが終了したことを「悲しい」と表現した。

だが、ベッテルと同じ意見を持つ者は少ない。2013年の最終戦となったF1ブラジルGPにいつもの活気はなく、空席の目立つ地味なグランプリに終わってしまっていた。

ブラジルGPにおいて公式グッズの販売スタンドで勤務していたある女性は、『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』の取材に、「ここ何年かの中では最悪だったわ」と答えている。

2013年にはテレビの視聴者数も減っている。『DPA通信』によれば、ドイツでは昨年、1レース平均で558万人がF1放送を視聴していたが、今年はそれが528万人に減っているという。

そして、1979年のF1チャンピオンであるジョディ・シェクターは、F1ファンは今後もベッテル優位が続くと考えるべきだ、と『CNN』へ次のように語った。

「彼(ベッテル)がミハエル(シューマッハ)の記録を破らないとは考えにくいと思う」

シェクターが言うシューマッハの記録とは、もちろん7度のF1タイトル獲得のことを指すものだ。さらにシェクターは次のように付け加えた。

「誰もその記録を破る者など出てこないと思っていたよ」

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