来季からル・マン24時間をシリーズに含むWEC(世界耐久選手権)で新たなキャリアをスタートさせるマーク・ウェバー(レッドブル)に、時間を無駄にするつもりは一切ないようだ。
『News Limited(ニュース・リミテッド)』紙は、ウェバーのポルシェ時代がF1ブラジルGP決勝(24日)翌日から幕を開けるだろうと伝えている。
F1ドライバーは通常、年内いっぱいはチームとの契約下にある。しかし、報道によると、レッドブルはポルシェのファクトリーですでにシート合わせを行ったウェバーに対し、チームからの「早期離脱」を許可したとされる。
「サンパウロでF1のレースを終えた翌日に、マークがチームに加わってくれるなんて、私たちはとてもラッキーだ」とポルシェのマティアス・ミュラー社長は手放しで喜んでいる。
「先週、彼がシート合わせを行っているときに会ったよ。私どもは、彼をチームに迎え入れることができ、とても満足している」
同紙は、ウェバーの早期離脱を可能にしたのは、過去7年間にわたって在籍したレッドブルとウェバー間の個人的なスポンサーシップ契約によるものだったのではないかと推測している。
ミュラーは、ウェバーがポルシェで早期にテストを開始することになるだろうと述べた。
「12月中になると思う」とミュラーは詳細を明かした。