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アロンソ「タイトルを争わないブラジルは妙な感じ」

2013年11月22日(金)16:35 pm

フェラーリのフェルナンド・アロンソが、インテルラゴス・サーキットで行われるF1第19戦ブラジルGP(24日決勝)を前に記者の質問に答え、現在の気持ちや、今後に向けての意気込みなどを語った。

■今シーズンについて

アロンソ:今シーズンは僕たちにとってはまずまずよかったよ。もちろん、僕たちは毎年、F1タイトル獲得を目指してシーズンをスタートさせる。だから、タイトル獲得がならなかったときは、完全に満足できるシーズンだったとは言えないけれどね。だから、来年にはもっと改善する必要があるよ。

アロンソ:でも、ドライバーランキング2位で今年を終えられることはすごく誇らしく思っている。昨年はチーム別ランキングで2位になったものの、ドライバータイトルにもう少しで手が届くところまで来ていただけに苦々しく感じたものだ。今年の2位のほうが気持ちいいよ。なぜなら、僕たちのクルマが2番目に速かったわけではないことが明らかだからね。

アロンソ:僕は、ドイツ(第9戦)かハンガリー(第10戦)あたりでタイトルが取れないことに気づいていた。競争力という点でレッドブルから大きく引き離されていたし、シルバーストン(第8戦)での改良パーツも十分に機能しなかった。そしてドイツやハンガリーでは、僕たちにまったく競争力がないまま、夏休みを迎えていたんだ。

■今シーズン、いちばん記憶に残っているレースについて

アロンソ:それはバルセロナだね。僕は今年2レースで優勝している。ひとつは中国、そしてもうひとつがバルセロナだ。母国の観客の前でのレースだったし、大きな声援を受けられたから、僕にとっては素晴らしいレースだったよ。あの日のことは最高の思い出になった。

■最終戦ブラジルGPについて

アロンソ:インテルラゴスは、僕のF1キャリアの中でも大きな意味を持っている。僕はここへ来るたびに少しばかり神経質になっていたものだ。なぜなら、F1でこれまで12年走っているけれど、そのうち4度ここでタイトルをかけた戦いをしていたからね。まったく予想していなかったことだよ。今年は、タイトル争いとは関係ない状態でここへ来たけど、少し妙な感覚だよ。僕たちにはまだチーム別ランキング争いという重要な目標があるけれど、そのストレスのレベルは同じではないよ。

アロンソ:ここではいつもころころ天気が変わるし、いつ雨が降り始めてもおかしくない。でも、僕たちはインテルラゴスをウエットで走るのにはとても慣れている。雨が降っても半分は通常の状態だと感じるくらいだよ。ドライだとちょっと変に感じるって言えるかもね!

■アブダビGPで受けた背中のケガについて

アロンソ:背中はもう大丈夫だよ。この二晩は痛みもなかったし、全快したと思っている。それにジムでトレーニングをしたり、いくらかジョギングもできているよ。オースティン(アメリカGP/第18戦)では、ペドロ(デ・ラ・ロサ/控えドライバー)に代わってもらうことなど考えもしなかった。いったん飛行機に乗り、現地へ着いてしまえば、あとはレースするだけさ! でも、もしアブダビ(第17戦)とオースティンとの間隔が1週間しかなかったとしたら、レースには出られなかっただろうね。

■フェラーリで最後のレースを迎えるフェリペ・マッサ(チームメート)について

アロンソ:僕たちは、フェラーリのために4年間にわたって生産的な関係にあった。とても緊密に仕事をしてきたし、サーキットの外でも仲よくなっていた。それはチームが計画したプログラムによるところもあると思う。ランサローテで行ったトレーニングもそうだし、マドンナ・ディ・カンピリオで一緒に過ごしたことなどによってね。

アロンソ:僕たちは素晴らしい時間をともに過ごしてきた。サーキットではいいときもあったし悪いときもあった。フェリペの場合は、そのときのタイヤに関係することが多かったよ。2011年は僕よりも彼のほうが苦しんでいたね。でも、彼には常に競争力があったし、彼にとってのホームレースではうまくやれることを願っているよ。母国のファンたちの前でね。

アロンソ:フェラーリは、僕自身も含めて、彼がいい週末を送れるように120パーセントの支援をしてゆくよ。フェリペの来年の活躍を祈っている。あまり強くなり過ぎないようにはして欲しいけれどね!

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