マッサ「フェラーリで最後のレースを楽しみたい」
フェラーリのフェリペ・マッサが、インテルラゴス・サーキットで行われるF1第19戦ブラジルGP（24日決勝）を前に記者の質問に答え、現在の気持ちや、今後に向けての意気込みなどを語った。
■フェラーリで最後のレースについて
マッサ：フェラーリで最後のレースを楽しみたいと思っている。そして全員に感謝したい。同様にステファノ（ドメニカリ／チーム代表）にもね。彼は大切な友人だし、僕を非常に支えてくれた。今週末はすごく楽しみたいと思う。いい結果を残して終わりたい。そうすればさらに感動的だろうからね。
マッサ：僕が初めて乗ったゴーカートは赤で、初めて着たレーシングスーツも赤だったんだ！ 僕はだんだん年齢を重ねているけれど、また自分のキャリアを再スタートすることになる。チームを変わり、ウィリアムズへ行くことを本当に楽しみにしているよ。まだF1でやれることはたくさんあると思っているんだ。彼らのために走り、彼らが再び競争力のあるチームとなるのを手伝えることを喜んでいるし、やる気も持っているよ。
■来季もブラジル人ドライバーがF1参戦できることについて
マッサ：それはとても大切なことだよ。この国はF1においてとても長い歴史を持っている。たくさんのドライバーがいたし、多くの勝利をあげ、多くのタイトルを勝ち取ってきた。ブラジルにとって、F1は非常に大切なものであり、僕たちはモーターレーシングの血を引いているんだ。
マッサ：ブラジルでは若手のためのカテゴリーがそれほどうまく機能していない。だからこの国のモータースポーツの将来に向けた支援を推し進めるのも大切なことなんだ。僕はずっとこれを支援し続けてきたし、いくつかのアイデアをブラジルのレース統括団体へも提言してきたよ。
■フェラーリは、マッサがいなくなって寂しがると思うか
マッサ：そうなればいいね！ でも、そんなことを本当に考えているわけじゃないよ。ただ、フェラーリもいい将来を迎えられることを望んでいるだけだ。僕は何も文句を言うつもりはないよ。だって、僕たちは一緒にとてもいい時間を過ごしてきたからね。
マッサ：僕は違うチームで素晴らしい将来を迎えられることを期待しているし、同じことをフェラーリに対しても期待している。自分の人生に対して不満なんて全く持っていない。そういうものだよ。
