日産は、「GT-R」の2014年モデルを12月2日(月)に発売する。価格は905万1,000円から1,011万1,500円までとなる。
「GT-R」14年モデルは、「大人が楽しめるGT-R」として洗練された速さが追求された進化バージョンとなる。目指されたのは、これまでGT-Rが標榜(ひょうぼう)してきた「GT:グランツーリスモ」としてのどこまでも気持ち良く走り続けられる上質な乗り心地と、「R:レーステクノロジー」に基づく圧倒的な速さという2つの要素を高次元で両立することへのさらなる追求だ。
動力性能面では、まずサスペンションの改良が行われ、スプリングのバネ定数及びショックアブソーバー電子制御、フロントスタビライザーバネ定数の最適化、リンクブッシュ類の見直しなどが施されている。これにより4輪の接地荷重変動が減り、より均等な接地荷重配分が可能となった。サスペンションの有効ストロークを増やして路面追従性を高めるこれらのチューニングにより、荒れた路面のコーナーでも確実にタイヤがグリップし、狙った通りのラインを走行することを可能としたほか、微細な振動やロードノイズも抑えられ、上質な乗り心地と、快適で安心感のある走りが実現された。
デザイン面では、フロントおよびリヤのランプの視覚的インパクトが高められるとともに視認性を向上させるために大幅に変更が加えられている。「稲妻の閃光」をイメージした特徴的な新デザインの高効率LEDポジションランプによるランプシグネチャーが採用され、より印象的なエクステリアを実現。また、LEDヘッドランプの採用により、照射範囲も拡大され、視認性も向上している。さらに、ボディーカラーには、レッドの中に24金ゴールドでコートされた微細なガラスフレークを混入することで、光が当たると深みのある艶の中に華やかさが生まれる新色のゴールドフレークレッドパールが加えられ、全7色の設定とされた。
インテリアは、上質な新内装仕様がオプション設定され、さらにプレミアムな魅力が高められた。プレミアムエディション専用オプションとなる「ファッショナブルインテリア」では、カラートリムがドアトリム、ドアアームレスト、センターコンソール両サイド、コンソールボックスリッド、ハンドブレーキにまで拡大されるとともに、ドアトリムにはステッチを施した立体感のあるデザインが採用され、高級感あふれる室内空間を演出。また、手に吸い付くような柔らかい触感のセミアニリン本革がフロントシートに加えてリヤにも採用されたほか、シートのステッチがより広範囲に配され、一層の上質感が与えられている。
<「GT-R」2014年モデルの価格>
ピュアエディション/905万1,000円
ブラックエディション/993万3,000円
プレミアムエディション/1,011万1,500円
※エンジンはいずれも3.8L V6ターボ
※トランスミッションはいずれもGR6型デュアルクラッチ
※駆動方式はいずれも4WD