ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)は心機一転、2014年に大西洋を渡り、アメリカのフォーミュラ・シリーズ最高峰インディカーに参戦するかもしれない。
『Italiaracing(イタリアレーシング)』の報道によると、ディ・レスタの有名ないとこであるダリオ・フランキッティが引退、有力チームであるガナッシ・レーシングのシートが空いたためだ。
ディ・レスタと同じくスコットランド、ウェスト・ロシアン出身のフランキッティは今季終盤、テキサス州ヒューストンの市街地で行われた一戦の事故で頭部とせきついを負傷、医師の勧めでヘルメットを脱ぐことに決めたのだ。
フォース・インディアに乗ってF1最終戦ブラジルGPで満3年のシーズンを終えるディ・レスタ。フランキッティ引退についてオースティンで質問されたディ・レスタは、次のように答えた。「アメリカでレースをするのは、少し様相が違うよね」
「彼(フランキッティ)はヨーロッパで過小評価されているといっていい」と、イギリス『Mirror(ミラー)』紙に話すディ・レスタ。
「40歳にしてインディカーのタイトル4回、インディ500通算3勝か。僕がとって代わりたいくらいだよ」
『Italiaracing(イタリアレーシング)』は、フランキッティの後がまとしてディ・レスタがガナッシ・レーシングに加入するかもしれないと伝えている。
ところがオースティンでディ・レスタは、F1残留を希望していることを明かした。もっとも、F1ドライバー市場は、ディ・レスタ抜きでどんどん進んでいる感がある。
「全体の状況をみると、かなり遅いタイミングだ。でも、自分の力だけではどうしようもないよね」と話すディ・レスタだった。