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定まらぬ2014年F1タイヤの方向性

2013年11月18日(月)15:18 pm

F1よ、はっきりした意思表示を。そう警告を発しているのはピレリだ。F1が開発の方向性を示さないと、彼らとしては「非常に保守的なアプローチ」を取らざるを得ないという。

数々のタイヤ関連トラブルがみられた2013年、ピレリは公式サプライヤーとしてその品質を厳しく問われている。

それはあんまりだと反論するのは、ピレリのモータースポーツ責任者、ポール・ヘンベリー。多くの人が見落としているが、急激に性能が落ちるタイヤを作ってレースを面白くしてほしいといってきたのはバーニー・エクレストンのほうだとヘンベリーは主張する。

タイヤの方向性を決めるだけ決めて規則に明文化しないまま、F1を動かす大物たちはそのことをすっかり忘れ去っているとヘンベリーはいう。

「われわれは、ただどうすればいいか知りたいだけだ」と、オースティンで語るヘンベリー。

「明確な意向を示してほしい。いったいタイヤに何を求めたのか、それすら覚えていない者が多くて困るよ」

F1第18戦アメリカGPにピレリが持ち込んだドライ用タイヤは、ハードとミディアムの両コンパウンド。彼ら自身も「保守的」と認める選択だった。

さらにヘンベリーは、自分たちの役割がしっかり示されない限り、2014年は「ピットイン1回」のレースが増えるだろうと警告している。

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