セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、メルセデスAMGのドライバーふたりより優秀だとレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが話した。マルコは、単刀直入に自分の考えを述べ、物議を醸すことが多い。
F1第18戦アメリカGP予選で、ベッテルはポールポジションを獲得したが、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンは5番手、ニコ・ロズベルグは13番手に終わった。
「メルセデスAMGはいつもF1で一番のドライバーラインアップをそろえていると言っている」とマルコは『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』に語った。
「ベッテルひとりのほうが、ロズベルグとハミルトンのふたりを合わせたより優秀だ」とマルコ。「これは事実だ」
マルコが「事実」と言っているのは、現在ベッテルが372ポイントなのに対し、ハミルトンとロズベルグのポイントは合計でも348ポイントでベッテルに届いていないことを指している。
ベッテルはすでにF1チャンピオン4連覇を決めている。また、アメリカGPで優勝して今シーズン8連勝を達成、ミハエル・シューマッハが打ち立てた1シーズン史上最多7連勝の記録を破った。