前代未聞の全22戦を数えた2014年F1カレンダーだが、その後3戦が脱落、19戦に減少したことがオースティンのパドックで明らかになった。
ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は改訂版の来季F1カレンダーを入手。それによるとニュージャージーとメキシコの両新規レース、それに韓国GPの名が削除されているという。
また、過去数年同様、最終戦として年末に差しかかる時期に開かれる予定だったブラジルGPに替わって、アブダビGPがフィナーレを飾ることになった。さらにシーズン終幕は以前の予定から2週間ほど早まっている。
韓国GPとニュージャージーでのレースが落ちたのは、経済的な理由と伝えられている。一方でメキシコGPは、レース開催条件となっているサーキット改修工事の資金調達が間に合わなかった模様だ。メキシコGPが最後に開かれたのは、1992年のことだ。
「だが、2015年には開かれるだろう」というのは、同誌のミハエル・シュミット記者だ。
「最近、国を襲った洪水で、(メキシコ)政府は資金の助成を延期せざるを得なかった。F1開催より災害復旧が重要なのはいうまでもない」
改訂版のF1カレンダーは12月初旬、FIAの承認をもって正式決定する。
<2014年暫定版F1カレンダー>
3月16日 オーストラリアGP(アルバートパーク)
3月30日 マレーシアGP(セパン・インターナショナル・サーキット)
4月6日 バーレーンGP(バーレーン・インターナショナル・サーキット)
4月20日 中国GP(上海インターナショナル・サーキット)
5月11日 スペインGP(バルセロナ-カタルーニャ・サーキット)
5月25日 モナコGP(モンテカルロ市街地コース)
6月8日 カナダGP(ジル・ビルヌーブ・サーキット)
6月22日 オーストリアGP(レッドブル・リンク)
7月6日 イギリスGP(シルバーストン・サーキット)
7月20日 ドイツGP(ホッケンハイムリンク)
7月27日 ハンガリーGP(ハンガロリンク)
8月24日 ベルギーGP(スパ・フランコルシャン・サーキット)
9月7日 イタリアGP(モンツァ・サーキット)
9月21日 シンガポールGP(マリーナ・ベイ・サーキット)
10月5日 ロシアGP(ソチ・オリンピックパーク・サーキット)
10月12日 日本GP(鈴鹿サーキット)
10月26日 USA GP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)
11月2日 ブラジルGP(インテルラゴス・サーキット)
11月16日 アブダビGP(ヤス・マリーナ・サーキット)