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F1の悪童はエクレストン?

2013年11月18日(月)12:26 pm

F1で悪童と呼ばれたドライバーは数々いるが、ほんとうの悪童はバーニー・エクレストンだった。

15日(金)、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのパドックをいばった足どりで歩くエクレストン夫妻。妻ファビアナ・フロシさんのTシャツには“Good girls love bad boys”(お嬢さんは悪ガキがお好き)と書かれてあった。

エクレストンは先週ロンドンで、元銀行家ゲルハルト・グリブコウスキーの贈収賄事件に端を発する巨額の民事訴訟で証言を行った。

その後、エクレストンの元法律顧問スティーブン・ミュレンズは14日(木)、2009年に発生した「恐ろしくあやしい」金の流れはエクレストンが関係した疑いがあると供述している。

犯罪に等しい一連の行動は、前妻スラビカさんとのトラブルを引き金にエクレストンが「画策した」ことかと問われたミュレンズは、「もしかしたらと、そのような考えが頭をよぎった」と述べている。

ところがドイツ『Bild(ビルト)』紙によると、エクレストンがしでかした「悪さ」はむしろファビアナさんとの再婚後といった見方もある。新しい収益の分配方法が不公平だと、F1チームが怒っているのだ。

例えばレッドブルは今年、“参戦料”と称して7,200万ドル(約72億円)、フェラーリに至っては9,900万ドル(約99億円)を受け取ることになっている。その上、コンコルド協定に基づき選手権ランキングに応じて賞金がプラスされるのだ。

これと対照的に、資金難に苦しみながら今季コンストラクターズ選手権でフェラーリに数ポイント差まで詰め寄っているロータスには一文の参戦料も支払われないと、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は指摘している。

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