ザウバーは、遅れていた電気料金を支払ったと説明している。
スイスの経済紙『Handelszeitung(ハンデルスツァイトゥング)』は今週、チューリッヒ州がザウバーに対し、未払い分の電気料金として新たに4万4,000ユーロ(約600万円)を請求していると伝えていた。
財政難に陥っているザウバーには、「ロシアの救済策」があり、それと関連して2014年はロシア人のセルゲイ・シロトキンがドライバーになると見られていた。しかし、今回の報道からも、ザウバーの経営状況が改善していないことは明らかだ。
電気料金に関してチーム代表のモニシャ・カルテンボーンは、「その請求は、支払いスケジュール通り、木曜の午前中に支払われました」とスイスのラジオ局『SRF1』に話している。
しかし、『Handelszeitung(ハンデルスツァイトゥング)』によると、電気料金は、ザウバーに対する57件にも上る申し立ての1つに過ぎず、負債総額は50万ユーロ(約6,750万円)近いという。
カルテンボーンは、ザウバーが「難しい状況」にあることを認めたが、チームは「軌道に乗って」おり、明るい未来に向かって「一歩一歩」進んでいると主張した。
またカルテンボーンは、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)に対して未払いだった報酬が支払われたとも話している。
「彼と話し合いを行い、状況を明確にしました」
「支払いは済んでいます」