NEXT...F1開催スケジュール

トッド、FIA会長再選へ

F1を統括するFIA（国際自動車連盟）のジャン・トッド会長は、再選が確実な情勢だ。

来月に行われる選挙で唯一の対立候補とされたイギリス人のデビッド・ウォードが14日（木）、立候補を取りやめたためだ。

FIA所属の自動車クラブに宛てた書簡で、ウォードは次のように記している。「選挙を続けるために必要な、モータースポーツで地域を治める副会長たちの支持を十分得られなかった」

「従って、もしほかに対抗する候補が現れなければ、ジャン・トッド会長の2期目を祝福したい」

ドイツ『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』誌の記者ミハエル・シュミットは、ウォードがFIAの定める会長選規則に批判的であることを報じている。

ウォードいわく、会長選のプロセスは「著しく非民主的」で、選挙を戦うためには少なくとも37の自動車クラブから支持を得なければならないのだ。

シュミット記者は「よそ者に勝利のチャンスは巡ってこない仕組みだ」と書いている。