パストール・マルドナード(ウィリアムズ)は、自らの将来について意気揚々と語っている。先日、ウィリアムズが2014年のドライバーラインアップを発表、その中にマルドナードの名前はなかった。マルドナードと自身のスポンサーであるPDVSA(ベネズエラ国営石油会社)は、自ら望んでウィリアムズを辞めるのだ。
退団は残念かとの問いに、マルドナードは14日(木)にF1アメリカGPの開催地でこう答えた。「ノー。僕はすごくハッピーだよ。だってチームを辞めたかったんだから。今はハッピー以外の何ものでもないよ」
「去年の僕はすごくがんばった。でも、今年乗るマシンはひどかった。みんな僕の才能を忘れちゃったみたいだ。おまけに去年の結果も、チームの調子もね」
「今までを総合すると、僕がチームにもたらしたもののほうが、チームから得たものより多い」とマルドナードは語る。来季、マルドナードに代わってウィリアムズにやってくるのは、フェリペ・マッサだ。
気になるのはマルドナードとそのスポンサーPDVSAの来季だが、うわさではロータス入りが有力視されている。だが、それも投資グループであるクァンタムによるチーム株の買い取りが破談になった場合だ。
「僕らはロータスと交渉中だ」とオースティンで語るマルドナード。「でも、ほかにもいくつか選択肢はある」と締めくくっている。
マルドナードには、ロータスのほかにザウバー移籍がうわさされている。