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ヒュルケンベルグ、ライコネンの代役を拒否

2013年11月14日(木)12:45 pm

ロータスは、背中の痛みのため今シーズンの残り2戦を欠場するキミ・ライコネン(ロータス)の代役として、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)に白羽の矢を立てたが、拒否されていた。

ヒュルケンベルグは2014年シーズンからフェラーリに復帰するライコネンの後任ドライバー候補として有力視されているが、ヒュルケンベルグの加入はロータスの資金難がクァンタム・グループとの契約により解消されることが前提だ。

多くの関係者の予見通りにこの契約が破談になれば、ロータスはPDVSAという巨額のスポンサーをもつパストール・マルドナード(ウィリアムズ)を来季のドライバーに起用すると見られる。

しかし、ヒュルケンベルグのマネジャーを務めるヴェルナー・ハインツは、今シーズン残り2戦のライコネンの代役としてヒュルケンベルグに興味を示したことを12日(火)に明かし、『SID通信』にこう話した。

「あるオファーがきたが、目下検討中だ」

「数日以内に決定する。しかし、(ロータスからアメリカGP/17日決勝とブラジルGP/24日決勝に出走したとしても)ニコがザウバーを離脱するわけではない」

その実力への評価とは裏腹に、いまだ2014年シーズンのレースシートを見つけられていないヒュルケンベルグにとって、ロータスからの出走はリスクにもなり得る選択だ。

F1コメンテーターのクリスチャン・ダナーは『Bild(ビルト)』に、「(ロータスからの2戦出走は)大きなリスクだ」と述べ、こう続けた。

「ヒュルケンベルグはたった3回のフリー走行セッションで新しいクルマに慣れなければならない。普通は数ヶ月を要するよ」

その言葉が届いたのか、今回ハインツは『Bild(ビルト)』に「ロータスから依頼があり、検討した」と話し、その決断を明かした。

「ニコは残り2戦にザウバーから出走する」

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