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マクラーレン、ペレス放出報道に言及

2013年11月13日(水)11:28 am

マクラーレンのセルジオ・ペレスが、今シーズンの最終戦であるF1ブラジルGP(11月24日決勝)を最後にマクラーレンを放出されるのではないかとのうわさがだんだん大きくささやかれるようになっているが、チーム代表であるマーティン・ウィットマーシュがこのうわさを否定しなかった。

マクラーレンのチーム関係者が、同チームの育成ドライバーであり、今シーズンのフォーミュラ・ルノー3.5シリーズのタイトルを獲得したケビン・マグヌッセンが、ペレスに代わって来シーズンのマクラーレンのシートを獲得するとの発言を行ったというニュースが多くの信頼できるメディアによって取り上げられている。

このうわさに関して質問を受けたウィットマーシュは11日(月)、記者たちに対し「多くのドライバーたちが検討されているよ」と答えた。

23歳となるペレスは、F1第16戦インドGPで5位入賞といういい結果を残したことで、来季もそのシートを確保できるチャンスが広がったかに思われていた。だが、続く第17戦アブダビGPでは9位入賞を果たしたものの、苦しいレース展開を強いられていた。

ウィットマーシュは次のように続けた。

「彼はこの1年を通じてかなりいい仕事を成し遂げたよ。アブダビは難しいものだった。われわれが、そして彼自身が望んでいたような結果ではなかったが、難しい週末となってしまった」

「全体的にいい仕事をしてくれたと思っているし、われわれはまだ彼と話を続けている」

ウィットマーシュは、メディアが元F1ドライバーであるヤンを父にもつマグヌッセンが来季のシートを獲得するのではないかとの推測を報じていることは認識しつつも、まだマクラーレンでは来季のドライバーを決定するには至っていないと主張。

「実際のところ、現時点ではまだ来季のドライバーラインアップは決定していないし、ドライバーたちとの契約にサインもしていない。まだそれに関して話し合いを続けているところだ」、とウィットマーシュは付け加えた。

ジェンソン・バトンの2014年のチームメートに関するうわさが大きくささやかれるようになり、ウィットマーシュがあいまいなコメントを行ったのに呼応するように、ペレスはメキシコにおいて2013年は「自分のキャリアにおいてもっとも残念なシーズンだった」と語っている。

ペレスは首都メキシコシティから50キロメートルほどのところにあるトルーカで『EFE通信』に次のように語った。

「今年は僕にとってF1での3年目だけど、これまでで一番困難な年だったし、自分のキャリアでももっとも残念なシーズンになってしまった」

ペレスはさらに、今シーズンは「すごくイライラがつのる」シーズンであったとともに、これまで常に成功を収めてきたマクラーレンにとっても「多分、その歴史において最悪のシーズンだった」と付け加えた。

だがペレスは、今年は「重い責任」を背負っていたと感じたものの、「クルマがあんなに悪くては」自分にできることも限られていたと主張している。

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