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ロータス、ドライバー候補者は4人

2013年11月13日(水)13:18 pm

2014年にフェラーリへ移籍するキミ・ライコネン(ロータス)は、今季残り2戦を欠場する決断を下した。チーム関係者は不満に思っているが、ライコネンの代役をだれにするかはまだ発表していない。また、来季ロマン・グロージャン(ロータス)のチームメートも明らかになっておらず、このライコネンの2戦欠場を利用して、来季のドライバーラインアップを決める可能性もある。

来季のドライバー候補であるニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は、やはりザウバーからの報酬未払いにより契約が解除された状態にあると言われており、状況によってはすぐに移籍を果たすことも可能かもしれない。

だが、ザウバーの広報担当者は『Speedweek(スピードウィーク)』に対して、「ニコは、これまでの17レースでそうしてきたように、最後の2レースも私たちのために走る」と語った。

ヒュルケンベルグのマネジャーであるヴェルナー・ハインツも、明確なコメントは行っていない。しかし、『DPA通信』はハインツの次のようなコメントを引用している。

「われわれは、まだいくつかのチームと交渉をしているよ。ロータスも含めてね」

もうひとり、ライコネンの後任候補としてあげられているのが、PDVSA(ベネズエラ国営石油会社)から大きな支援を受けるパストール・マルドナード(ウィリアムズ)だ。ウィリアムズでは11日(月)にフェリペ・マッサ(現フェラーリ)とバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)による来季のドライバーラインアップを正式に発表しており、マルドナードのウィリアムズ残留の可能性は消えている。

ロータスのオーナーであり、チーム会長であるジェラルド・ロペスは、ドイツの『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙に次のように語った。

「可能性のある候補者が4人いるよ。そこにはニコ・ヒュルケンベルグとパストール・マルドナードも含まれている。だが、あとの2人については何も言うつもりはない」

仮に、投資家集団であるクァンタムによるロータスへの投資が決裂することになれば、ベネズエラから巨額のスポンサーマネーを持ち込めるマルドナードが2014年にロータスのドライバーとなることはほぼ間違いないだろう。

だが、ロペスは28歳のマルドナードを、資金を持ち込むことでシートを得る単なる「ペイドライバー」だとみなすのは間違いだ、と次のように付け加えた。

「忘れてはならないよ。マルドナードはレースで優勝しているんだ。彼には隠す必要があるものなど何もない」

「われわれは、ただ運転免許を持っているだけの者をクルマに乗せたりはしないし、どんなに金を持っていたとしてもそれは同じだ」

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