ロータスは10日(日)、キミ・ライコネンが2013年シーズン残りの2戦を欠場すると発表した。
ロータスがライコネンの報酬を支払っていない件と、ライコネンとチームとの関係が冷え切っているという報道で、F1第18戦アメリカGPと最終戦ブラジルGPの欠場のうわさはすでに広まっていた。
しかし、ロータスはライコネンの欠場を背中の手術のためだとしている。実際、ライコネンはF1第13戦シンガポールGPを痛みと闘いながら走っていた。
ライコネンのマネジャー、スティーブ・ロバートソンは、ライコネンがザルツブルクで手術を受けると『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に明かし、「専門家の推薦に基づく決断」と説明している。
また同紙はライコネンの背中の痛みは、第17戦アブダビGPで再発しており、鎮痛剤無しでは眠れないほどの状態までに悪化していると伝えている。
「もう手術を遅らせるわけにはいかない。来シーズンを万全な状態で臨むためには、今この問題を解決しておく必要がある」
ライコネンは来シーズン、古巣のフェラーリへ移籍する事が決まっており、残り2戦の欠場はロータスとの関係の終わりを意味している。
「キミがF1に復帰してから、ロータスで実りある2シーズンを過ごした。このような形でロータスとの関係が終わってしまうのは残念だ」とロバートソンは付け加えている。
ライコネンの代役はリザーブドライバーのダビデ・バルセッキが務めると予想されているが、ロータスは代役の発表を「いずれ」行うとしている。