フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は4日(月)、F1第17戦アブダビGPで受けた衝撃による背中の痛みがまだ続いていることを認めた。
アロンソは、アブダビGPでピットアウトした際にジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)とサイド・バイ・サイドの戦いを繰り広げたが、その際に縁石に乗り上げて大きな衝撃を受けていた。
そして、クルマに取り付けられている衝撃警告灯は、医師による検診が義務付けられるレベルの衝撃を受けたという警報を発していた。その警報は15G以上の衝撃を受けた場合に発せられることになっているものだ。
だが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、アロンソのクルマの衝撃警告灯は点灯したものの、そのときの衝撃は実際には15Gまでには至っていなかったと報じた。
しかし、公式には、そのときの衝撃は15Gを超えていたと記録されている。伝えられるところによれば、それはアロンソのクルマのセンサーがシャシーに正しく固定されていなかったためだという。
記者のミハエル・シュミットによれば、「医師たちは、問題はないとの診断を下した」という。
だが、その後アロンソのマネジャーであるルイス・ガルシア・アバドが公開した検診時の写真には、スペースブランケットと呼ばれる保護シートにくるまれ、せきつい保護用の板がつけられて頭を固定されているアロンソが写っていた。
フェラーリがレース後に出した声明には、アロンソの負傷については何も語られていなかったものの、アロンソは記者たちに対して、背中に「痛み」があることを明らかにしていた。
そして、アロンソは4日(月)に190万人に及ぶ彼のファンに向けてツイッターに次のようにつぶやいた。
「昨夜はまあまあだった。今日の午後にはまた検査を受けるし、できる限り早く100%の状態に戻れるよう頑張るよ」
次のレースはテキサス州のオースティンで2週間後に開催されるF1第18戦アメリカGP(11月17日決勝)だ。