ヘイキ・コバライネン(ケータハム/控えドライバー)にとって、F1第17戦アブダビGP初日フリー走行が2013年F1最後の走行となった。
『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙の報道によると、今年数戦で初日にケータハムのマシンを走らせたコバライネンだが、今季残り2戦のF1アメリカGP(17日決勝)とブラジルGP(24日決勝)は、ピットから正規ドライバー2人の走りを見守ることになった。
2010年から3年間にわたってケータハムをリードしてきたコバライネン。しかし、今季はチームに資金を持ち込むペイドライバーにシートを譲り、今は2014年実戦復帰を目指して活動中だ。
ケータハムとしても、今季は経験豊かなコバライネンの意見が十分に聞けないのは痛いところ。しかも来年は規則が劇的に変わるだけに、ドライバーの知識や経験は非常に重要な要素だ。
「来季のF1はまったく様相が異なってくる」とアブダビで語るのは、チームを仕切るシリル・アビテブールだ。
「チームがそれに適応しなければならないのはもちろん、ドライバーにも変化が求められる。そこで彼らの経験値がモノをいうわけだ」
「何より、(マシンに乗る)ドライバーは、コース上で起きたままをできるだけ的確に伝える能力の持ち主であることがより重要になると思う」