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スーパーアグリ復活。フォーミュラE参戦を発表

2013年11月01日(金)20:49 pm

かつてF1に参戦していたスーパーアグリが、2014年からスタートする電動フォーミュラカーによるレースシリーズであるフォーミュラEに参戦することが1日(金)に発表された。

チームの正式名称は「スーパーアグリ・フォーミュラE」となり、鈴木亜久里氏が代表取締役会長に就任。そして、スーパーアグリでテクニカルディレクターを務めていたマーク・プレストンがチーム代表を務めることになる。

1990年のF1日本GPにおいて日本人として初めてF1の表彰台に上ったことで知られる元F1ドライバーの鈴木亜久里だが、2006年シーズンからは自身のチーム「スーパーアグリ」を立ち上げてF1に参戦。しかし、資金繰り悪化のために2008年シーズンの途中で撤退を余儀なくされていた。

来季からスタートするフォーミュラEは、最終的に10チームが参戦する計画で進められており、これまでにインディカーシリーズでおなじみのアメリカのアンドレッティ・オートスポーツとドラゴン・レーシング、イギリスのドレイソン・レーシング、フランスのeダムス、そして中国のチャイナ・レーシングの参戦が決定している。今回、新たに「スーパーアグリ・フォーミュラE」の参戦が決定したことにより、現時点での参戦確定チームは全部で6チームとなった。今回の正式参戦決定にあたり、鈴木亜久里氏は次のように語った。

「本日、スーパーアグリの名前に新しい1章が刻まれました。初開催となるフォーミュラEシリーズに日本を代表して我々のチームが参加できることを誇りに思っています。ゼロ・エミッションのレースは、モータースポーツ産業における進歩的な概念であり、40年以上もドライバーとチームオーナーとしての両方の立場から見てきた私としては、フォーミュラEは将来に向けて大きく発展すると考えています」

「日本は常に最先端の革新と技術の分野で最前線にいます。我々がこのシリーズに参戦することで、電気自動車技術の開発と拡大を、この地域のみならず、世界的規模に広げてゆくことができるでしょう」

これを受け、マーク・プレストンも次のように述べた。

「フォーミュラEでレースに復帰できるのは素晴らしいことだ。連結性や共同利用、そして駆動系の電気化といった世界の流れは、我々の全体的なビジョンを支援してくれるだろう。それは、とりわけフォーミュラEの開催地となるような都市部においては、クルマなどを製品としてよりも、サービスの手段へと変えていこうというものだ」

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