フェラーリはマラネロの本拠地内に新しいF1ファクトリー建設を計画中だと、『Bild(ビルト)』紙が報じている。
同紙のフランク・シュナイダー記者によると、2007年以来F1タイトルから6年も遠ざかっている事態に終止符を打つための「大規模計画」の一環だという。
新ファクトリーは3階建てで、700人いるF1専門スタッフを全員収容できるという。この開発計画のほかにも、まったく新しい風洞施設や新シミュレーター計画がある。新ファクトリーは1年以内に完成するとシュナイダー記者は伝えている。
同紙はまた、フェラーリが新施設でセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を迎え入れる態勢作りを狙っていることにも言及した。
ところがレッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、あくまでベッテルはレッドブルに残るとの姿勢を崩さない。
「セバスチャンとはかなり長い期間の契約を結んでいる」と、『Speed Week(スピードウィーク)』に語るマルコ。
「我々が彼に速いマシンを提供する限り、彼には移籍する理由が見つからないはずだ。セバスチャンは勝ちたいのであって、ただ名の通ったチームに所属したいわけじゃない」