フェラーリのフェルナンド・アロンソが、ブッダ・インターナショナル・サーキットで行われるF1第16戦インドGP(27日決勝)を前に、記者の質問に答え、レースに向けた意気込みなどを語った。
■今後のレースに向けて
アロンソ:やる気はまだあるし、いつもと同じだよ。もしまだ僕たちにタイトル争いの可能性が残されていたら、やる気もさらにもう少し強く持てたかもしれないけれどね。僕は、友人たちとゴーカートのレースをしているときでさえ全力を尽くすんだ。だって、負けるのは嫌いだからね! そのことからも、F1グランプリではどれほどやる気に満ちているか想像つくでしょ。
アロンソ:今年の残りのレースに向けては、チームが現在の目標であるチーム別ランキングで2位になれるよう、可能な限り多くのポイントを取りに行くよ。
■セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がこのレースでタイトル獲得に向けて安全策をとる可能性について
アロンソ:もし、これが最後のレースなら、彼も保守的なレースをするかもしれないね。でも、まだ4レース残っている。彼がタイトルを獲得するのは時間の問題だし、彼は残り4レースすべてで勝ちにいくと思うね。彼にはそれができる可能性があるんだからね。
アロンソ:僕の計画は、最高のレースをして、トップ3でゴールして表彰式に上り、トロフィーとシャンパンを楽しむことだよ。セバスチャンがいつタイトルを確定させるかについては、彼がどの国でそれを祝いたいかによるだろうね。
■今後のレースで、フェラーリにとって一番有利だと思われるグランプリについて
アロンソ:フェラーリは、いつもブラジル(最終戦/11月24日決勝)ではうまくやれてきた。それに、雨になればうちのチームにはより可能性が広がることもある。でも、すべてのレースで最善を尽くすことが重要だよ。
■ブッダ・インターナショナル・サーキットや、インドGPについて
アロンソ:僕はこのサーキットがとても好きだ。特に高速コーナーがたくさんある第2区間と第3区間がね。ドライバーはみんなここが好きだと思うよ。将来については、もしまたインドGPが(カレンダーに)戻ってくれば、よろこんでまた来たいと思う。
■ミハエル・シューマッハとセバスチャン・ベッテルの共通点について
アロンソ:正直なところ、これまでセバスチャンには全然接近したことがないから(答えられない)。
■ベッテルが4年連続でのタイトル獲得をほぼ決定づけたことによる影響について
アロンソ:僕はまだ32歳だし、今年が自分のキャリア最後の年ってわけじゃない。きっと、ほかのチャンスが巡ってくることもあるよ。もちろん、もっと多くのタイトルを獲得したいと思う。
アロンソ:ここ数年は3回ランキング2位で終わっていた。勝利まであとわずかというところまできていたから、それは残念なことだと考えられるだろう。でも、僕は今自分がやっていることをすごく誇りに思っている。僕はこれまでの人生でももっとも調子がいいと感じているし、今は最高のレースをすることができているよ。