今週末ニュー・デリー近郊で開かれるF1インドGPの中止を求めて訴えが出され、25日(金)、裁判所で審問が開かれる。
インドからの報道によると、アミット・クマールと名乗る市民運動家による申し立てに対し、最高裁判所は、レース主催者がこれまで納税の義務を十分に果たしていないとみて受理したものだ。
「訴えは明日(25日)に聞く」と判事は述べた。
今週はほかにも、インドGP主催者に与えられた遊興税の控除を取り下げるよう、ウッタル・プラデーシュ州が同じく最高裁判所に訴え出ている。
F1の納税免除は、レース開催を支持した同州の前政権が決めたものだ。
25日の訴えが通る可能性は少ないが、インドのモータースポーツ連盟のビッキー・チャンドック会長によると、今年のレースが最後になってもおかしくないという。
チャンドク会長はイギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に対し、“運輸上の”問題といわれる理由から1年休止されるインドGPが2015年、F1カレンダーに復帰する確率は70パーセントと、自身の見通しを語った。
「2014年にレースが開かれないのは残念だが、それでも2015年ないしは2016年に再開してほしい」とチャンドク会長。「ただし、開催費は適正な金額でなければならない」