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2013年F1インドGPの見どころ

2013年10月24日(木)19:01 pm

シンガポール、韓国、日本とアジアでのレースを重ねてきたF1。今週末に行われるインドGPで、シーズン終盤のアジアラウンドが終了する。

・開催サーキット
インドGPの舞台となるのは、2011年の初開催に合わせて建設されたブッダ・インターナショナル・サーキット。初開催時には、サーキットの建設工事が遅れたことや、地元農家による抗議、さらには税金の問題などがあったため、レースを開催できないのではないかという報道もあったが、無事に初開催を迎えられた。しかし、税金の問題や資金面は今も問題になっており、今年が最後の開催との情報もある。

コースの前半は、2本のストレートを含む高速区間。その後、第2セクターはコーナーが多く、トルコの名物コーナー"ターン8"を逆周りにしたような高速コーナーもある。そして第3セクターには、低速コーナーから高速コーナーまでそろっている。

1周の平均速度は比較的高いものになっており、コーナーの多い第2セクターや第3セクターを速く駆け抜けるためのダウンフォースと、ストレートでの最高速を両立させる、バランスの取れたセッティングが必要になる。

・ほこりっぽく、滑りやすい路面
インドGPでは、路面がほこりっぽく、滑りやすくなる。しかし、決勝に向けて走行を重ねるにつれて、路面状況が改善していく。そのため、金曜のフリー走行時点での路面状況に合わせてセッティングすることなく、予選や決勝での路面状況を予想しながらセッティングしていく必要がある。

タイヤサプライヤーのピレリが持ち込むタイヤは、4種類のうち中間の軟らかさであるソフトとミディアム。ソフトはタイヤ側面のロゴなどが黄色で書かれ、ミディアムは白でロゴなどが書かれる。決勝では、雨用のタイヤを使用しない限り、2種類のタイヤ両方を使わなければならない。

・今年もDRSゾーンは2ヶ所
昨年に引き続き、今年もDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使えるDRSゾーンは2ヶ所に設定された。

1つ目は、3コーナーの手前で前車との間隔を計測し、4コーナーまでのストレートがDRSゾーンになっている。もう1つは、15コーナーの立ち上がりで前車との間隔を計測し、ホームストレートにDRSゾーンが設定された。

・優勝争いは?
第11戦ベルギーGPから5連勝中のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、今回も優勝争いの中心に来ることは間違いないだろう。また、ベッテルは今回のレースで5位以内に入れば,ランキング2位につけるフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の順位に関係なくタイトルを確定させることになる。

ベッテル率いるレッドブル勢に対し、ロータス勢やメルセデスAMGがどこまで対抗できるのかも注目だ。また、フェラーリとメルセデスAMGはコンストラクターズ選手権で激しい2位争いを繰り広げており、こちらからも目が離せない。

2012年F1第16戦インドGPは、25日(金)現地時間10時(日本時間13時30分)に開幕。決勝は、27日(日)現地時間15時(日本時間18時30分)にスタートする。

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