2014年は、カルロス・サインツJr.のF1キャリアへの序章になるかもしれない。そう語るのは、ラリー界の伝説的ドライバーである父カルロス・サインツだ。サインツJr.同様レッドブルの育成ドライバーであるダニール・クビアトの2014年トロロッソシート獲得の発表を受け、コメントした。
サインツJr.は、来季レッドブルへ移籍するダニエル・リカルド(トロロッソ)の後任ドライバー候補にも名前が挙がっていた。現在は2015年のF1デビュー最有力候補と見なされている。
父サインツも、F1デビューを切望する息子サインツJr.にとって2014年が「非常に重要な」シーズンになることを認め、来季に息子がフォーミュラ・ルノー3.5シリーズで2シーズン目を戦うのは確実だろうと話した。
「今シーズンは、経験を積むためのレースだった」
「息子はまだ19歳だ。しかし、万が一シリーズのタイトル争いに絡めば、F1がすぐ目の前に近づくことを期待している」と父サインツは語った。
さらに、サインツJr.が来季、フォーミュラ・ルノー3.5シリーズへの参戦とF1テストドライバーを兼務する可能性について『EFE通信』に聞かれると、「その件については、何もわからないが、そうなれば理想的だ」と父サインツは答えた。
「なぜなら、F1で可能な限りたくさんの経験を積めるからだ。だが、私にはわからない」
「1年間のうち、(テスト走行できる日にちが)3日間だけだなんて、若手ドライバーにとっては無いに等しい。規則の一部を変更するなら、この部分を見直すべきだ」と父サインツは語った。