F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の現会長であるジャン・トッドが、次期会長選挙においても再選される可能性が高くなったようだ。
少し前、トッドの唯一の対抗馬と目されているデビッド・ウォードが、伝説的な元ラリードライバーであり、現在は世界モータースポーツ評議会の副会長を務めるモハメド・ビン・スライエムの支援に回るために出馬をあきらめるのではないかといううわさが流れていた。トッドに打ち勝つチャンスはスライエムのほうがかなり大きいと考えられていたためだ。
だが、『Daily Mail(デイリー・メール)』の記者であるジョナサン・マケヴォイは、ビン・スライエムがFIA会長選から身を引いたと報じた。
これにより、トッドは「事実上再選された」とマケヴォイは主張している。その理由は、対抗馬のウォードは、最終期限である11月15日までに、必要とされる26人の推薦人をとりまとめるのが難しいと考えられているからだ。
ビン・スライエムは次のようなコメントを発表した。
「慎重に検討を行った結果、私はジャン・トッドからの再選支援の要請を受諾することとし、私はスポーツのために、FIA副会長の2期目に立候補することを表明する」