新人ドライバーのエステバン・グティエレス(ザウバー)が、今シーズンの苦戦の理由について明かした。
22歳のメキシコ人ドライバーは、2013年シーズンのほとんどで苦戦をしてきたが、ザウバーのクルマが改善されたことと、自信を高めたことで、先週末に行われたF1第15戦日本GP(13日実施)では7位入賞を果たし、今季初となる6ポイントを獲得した。
これにより、ザウバーで2年目のシーズンを送れるチャンスが一気に高まってきた。
「F1へ昇格することは、決して簡単なことではない。一歩一歩進まないといけないんだ」とグティエレスはフランス誌『Auto Hebdo(オート・エブド)』に語った。
「シーズン開幕当初は何度かミスをした。新人ドライバー全員が通る道さ。でも、それ以降は、パズルのピースをすべて合わせるようなものなんだ」
「チームは、僕がどれだけ一生懸命がんばってきたかを知っているし、グランプリドライバーとして、チームと共に成長できるように、今だってきちんとがんばっている」とグティエレスは述べた。
パズルで重要なピースは、自身の新たな名声に適応することだとグティエレスは明かした。
「身の回りのたくさんのことが変化した」とグティエレス。
「メキシコには僕の大家族がいるんだけど、僕だけでなく、家族1人ひとりの人生に劇的な影響を及ぼしたんだ。しかも、あっという間にね」
「必然的に、これが僕たちのあいだに緊張感を生んだ」
「今まで、このことについて話したり、メディアに見せたことはなかったけど、避けて通ることはできなかった。それに、影響も大きいしね」と付け加えた。
また、2013年以降については、本質的には「まだ何も言える状況ではない」と語った。