インディカー・シリーズ最終戦フォンタナ決勝が19日(土)に、カリフォルニア州フォンタナ・オートクラブスピードウェイで行われ、ウィル・パワー(ペンスキー)が優勝した。今季3回目。
チャンピオン決定が最終戦まで持ち込んだ今季のインディ。ランキングトップのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は7番手からスタート。ランキング2番手のエリオ・カストロネベス(ペンスキー)は2番手から初タイトル獲得に挑む。佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は、プラクティスでのアクシデントで予選に出走できず、決勝は最後尾スタートとなった。
夕暮れの中始まった決勝、カストロネベスは一時トップを快走するも後半になって順位を落とし6位に終わった。一方ディクソンは着実に順位を上げていき、終盤は2番手を走行、最後は5位でチェッカーを受けた。
レース中盤に多重クラッシュが発生、これに巻き込まれたジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)が病院に向かったとの情報が入っている。
琢磨は、メカニカルトラブルで144周でリタイアとなっている。
チャンピオン争いは、ディクソンに軍配があがり、2008年以来のタイトルを手にした。