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「今週中に新たな動きはない」とヒュルケンベルグのマネジャー

2013年10月18日(金)11:58 am

ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)の将来について、近いうちに発表されることはないとマネジャーが明らかにした。

今季、移籍先のザウバーで思わぬ苦戦を強いられたヒュルケンベルグは来季の移籍先を模索中だが、キミ・ライコネンが来季フェラーリへ移籍することでそのシートに空が出るロータスがその第1候補だと考えられている。さらに、ロータスのチーム代表であるエリック・ブーリエも、ヒュルケンベルグとの契約を望んでいることを明らかにしていた。

ロータスでは、非常に重要な案件であった投資家集団のクァンタムとの契約成立が間近に迫っており、その後すぐにヒュルケンベルグが来季ロマン・グロージャン(ロータス)のチームメートになることが発表されるだろうとの報道が行われている。

だが、ヒュルケンベルグのマネジャーであるヴェルナー・ハインツは、今週末までにすべての契約が整うというようなスケジュールは「現実的ではない」と語った。

ドイツのメディアが報じたところによれば、ハインツは、3ないしは4チームが来季ヒュルケンベルグとの契約に興味を示しているものの、「だが、まず彼らは自分たちの問題を解決しなくてはならない」と語ったという。

ヒュルケンベルグとの契約に興味を示しているチームのひとつが、現在所属しているザウバーだ。もし、その契約が成立することになれば、ヒュルケンベルグは、ザウバーの救済役となったロシアの企業団がその契約の一環として送り込んできた若手ロシア人ドライバーのセルゲイ・シロトキンとチームを組むことになるのは間違いないだろう。

だが、もしヒュルケンベルグがザウバーを去ることになれば、現在のチームメートであるメキシコ人ドライバーのエステバン・グティエレスにとっては来季も残留できる望みがかなり高くなる。

母国メキシコのスポンサーの支援を受けて今年ザウバーからF1デビューを果たしたグティエレスだが、ここまでは苦しいレースが続いていた。だが、ついに先週末のF1第15戦日本GPで7位入賞を果たし、初めてのポイントを手にしている。

ザウバーのチーム代表であるモニシャ・カルテンボーンは、次のように語った。

「彼(グティエレス)のタイムを見ると、彼はしばしばニコ(ヒュルケンベルグ)に非常に接近しています」

「ですが、中団グループでの戦いは非常に厳しいものですから、ときどきいくつか順位を失うこともありました。それは一見すると、あまり見栄えの良いものではありません」

「でも、素晴らしい仕事もしてきているんです。例えば、クルマのセットアップに関するフィードバックがあります。それによってチームは前進できたんです」

ザウバーのトラックエンジニアリング責任者であるトム・マッカローもまた、グティエレスの最近の進歩状況を称賛している。マッカローはフランスの『L’Equipe(レキップ)』に次のように述べた。

「われわれは彼が速いことは分かっていた。それに、彼は非常にそう明で、勤勉だ。だからF1での彼の将来は明るいよ」

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