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ベッテル、F1インドGPで5位以内なら4年連続王者に

「5」。この数字は現在のセバスチャン・ベッテル（レッドブル）にとって、非常に縁深いものになっている。

先週末のF1日本GP（第15戦）を制し、ベルギーGP（第11戦）からの連勝記録を5に伸ばしたベッテル。この5連勝という記録は、F1の歴史にその名を刻んだ伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ、アルベルト・アスカリ、ジャック・ブラバム、ジム・クラーク、ナイジェル・マンセルらに並ぶものである。

この偉大な記録を打ち立てた一方、フェルナンド・アロンソ（フェラーリ）が4位でレースを終えたことから、日本GPでの4年連続F1王座獲得は実現せず、次戦F1インドGP（10月27日決勝）以降に持ち越されることとなった。

しかしそうは言っても、インドGPにおいてベッテルがすべきことはマジック・ナンバー「5」の消化であり、たとえアロンソが優勝したとしても、ベッテルが5位に入りさえすれば、その時点で王座獲得が決定する。

F1日本GPの表彰台でベッテルは「今はすごく調子が良いけれど、確定するまで終わりじゃない」と述べているが、アロンソの方は既に今シーズンをあきらめてしまったようで、「僕たちは今、違った目標を見据えている」と語った上で、「今日は僕がF1史上最多得点記録を達成したと聞いたからとてもうれしいよ」とコメントした。

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