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井原慶子、強豪チームで母国表彰台を狙う=WEC富士6時間耐久

2013年10月16日(水)21:32 pm

今週末のWEC(世界耐久選手権)富士6時間耐久レースに参戦する井原慶子(オーク・レーシング)が、母国での表彰台獲得を狙っている。

昨年はガルフレーシングからWECに参戦していた井原。今年も当初はガルフレーシングからの参戦だったが、シーズン途中に強豪チームのオーク・レーシングへ移籍した。現在は3台体制での参戦になっており、3台体制によるメリットも大きいという。井原はTopNewsの取材に対し、次のように語っていた。

「3台別々にたくさんエンジニアをつけていますし、メンテナンスも非常に優れています。運営面では、以前GTで走っていたセバスチャン・フィリップがチーム代表にいますが、レーシングドライバーであったということもあり、レーサーの気持ちも分かりますし、チーム代表として3台をうまくいい成績へ導いてくれます」

「3台あると、三車三様のセットアップをすごく短いフリー走行で試せるんです。WECはフリー走行1時間半と書いてあっても、1人30分しかなく、乗り換えの時間を考えると、1人5周くらいしかできません。5周しかフリー走行で走れない中で3台あると、3台に3人なので9人でいろいろなセットアップを試せるので、良かった点、悪かった点を情報共有でき、開発を進めるのがものすごく速くなります」

すでに、ブラジル戦でオーク・レーシングとともにレースを戦っていた井原。ブラジルでは上位を走るなど、好感触を得ていたようで、母国戦となる富士に向け、次のように意気込みを語った。

「ブラジルでは一時3位を走るなど、表彰台圏内も走っていたので、富士ではぜひ表彰台に登って、富士山の前で日の丸を掲げたいと思います」

なお井原は、今回の富士で中高生を招いて国際交流を体験させるプログラムも行う。交通安全センター「モビリタ」にて、WECのために世界各国から集まるドライバーらと交流することで、国際人を育成するプロジェクトだ。会場にも使われるモビリタは、交通事故のない社会を実現するため、2005年にオープンさせた施設だ。
モビリタの詳細はこちら

元F1ドライバーも多数出場する注目のWEC富士戦チケットは、現在も発売中。自由席で観戦できる観戦券は、3日間有効で9,000円。決勝日には1コーナーとメインスタンド2階が指定席になり、1コーナーが前売2,700円(観戦券別)、メインスタンド2階が前売3,000円(観戦券別)になっている。
チケットの詳細はこちら

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