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ポルシェ、2014年WECに向けたチーム体制を正式発表

2013年10月15日(火)20:28 pm

ポルシェは、2014年からル・マン24時間レースをシリーズに含む世界耐久選手権(WEC)の最高峰カテゴリーであるLMP1に参戦を予定しているが、このほどそのワークスチーム体制を正式に発表した。

ポルシェによれば、LMP1に2台を投入。1台にそれぞれ3名のドライバー体制で臨むことになる。現在は、ドイツ人ドライバーのティモ・ベルンハルト、フランス人ドライバーのロマン・デュマ、そしてスイス人ドライバーのニール・ヤニがテスト走行を担当しており、ここに2014年から今季限りでF1を引退するオーストラリア人のマーク・ウェバー(現レッドブル・レーシング)が加わることになる。

さらに、現時点ではポルシェのワークスドライバーであるドイツ人ドライバーのマルク・リーブと、ニュージーランド人ドライバーのブレンドン・ハートレイがテストに参加しているが、この2名については2014年のレギュラードライバーとして昇格できるかどうか、2013年の残りのテスト走行で検証されることになっている。今年末までには最終決定が下されることになっている。

チーム監督には、かつてBMWザウバーF1チームやBMWのDTM(ドイツツーリングカー選手権)シリーズにおいてレースオペレーション責任者を務めていたアンドレア・ザイドルが就任することになる。

さらに、かつて英国のレースエンジンメーカーであるコスワースにおいてF1エンジン開発を務め、最近ではレッドブルの技術開発チーフなどを務めるなど、さまざまなモータースポーツのトップカテゴリーで膨大な経験を持つアレクサンダー・ヒッチンガーがテクニカルディレクターとしてポルシェLMP1レーシングカーの開発を支える。

ポルシェのLMP1担当副社長、フリッツ・エンツィンガーはホッケンハイムで10月7~8日に開催されたポルシェのプレスイベントの一環である「Meet the heroes of Le Mans(ル・マンのヒーローたちとの再会)」において、「何より、耐久レースはチーム競技だ。2014年シーズンの極めて複雑なテクニカルレギュレーションは最新のハイブリッドテクノロジーの採用を求めている。それゆえ、チーム全体を編成したとき、ポルシェに在籍するベテランと国際的モータースポーツで活躍してきたスペシャリストを効率的に組み合わせた」と語った。

また、ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツは、ワークスチームでのLMP1参戦に向け、「LMP1レーシングカーの開発およびレーシングチームの編成はいずれも前進しているが、今もなおわれわれは巨大なチャレンジに直面している。われわれにとって選手権の最初の年である2014年の目標は、高度な経験を積んだライバルたちと同じようなレベルで戦うことだ」と述べた。

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