4年連続F1タイトル目前のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。レーシングドライバーとしてのベッテルについてはさまざまな意見があるが、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)も日本GP期間中、議論の輪に加わった。
最近目立ったものとしては、先週ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が行ったツイッターのつぶやきだ。ハミルトンは、「あなたと僕が彼の乗るマシンをどう考えるかはさて置き」、ベッテルは偉大なドライバーだとツイートしたのである。あまりほめ言葉にはなっていないのは気のせいか。
さらにアロンソだが、圧倒的な勝者であるベッテルについて鈴鹿で語った言葉からは、額面通りに受け止められない何かを感じる。
「彼は素晴らしいドライバーで、素晴らしいマシンに乗っている」と、アロンソ。
さらに、「今年の彼はマシンから高パフォーマンスのアドバンテージを得ている。真の実力は、もっと後の年になってみないと分からない」と続けるアロンソだった。
また、ベッテルの優れた実力は、もう一台のレッドブルに乗るドライバー(マーク・ウェバー)の走りっぷりでさらに増幅しているとも付け加えた。
ウェバーのよき友人であるアロンソは、こう語る。「いくぶんかモチベーションを失ってしまった感はあるね」
「もうF1に乗っていても楽しくないから引退を決めたんだよ」と、アロンソはウェバーについて『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に語っている。