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F1第15戦日本GPレースレポート

2013年10月13日(日)17:33 pm

2013年F1第15戦日本GPが10月13日(日)、鈴鹿サーキット(1周/5.807km)で3日目を迎え、日本時間15時から行われた決勝で、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが今季9度目の優勝を果たした。

【結果】F1日本GP決勝、優勝者のタイム、2位以下はギャップ、周回数、ピット回数

KERS(運動エネルギー回生システム)のトラブルが発生したこともあって、鈴鹿での5年連続ポール獲得を逃したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、ポールポジションのチームメートのマーク・ウェバーと並んで最前列2番グリッドからのスタートとなる。

その後ろ2列目にはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)とロマン・グロージャン(ロータス)、3列目にフェリペ・マッサ(フェラーリ)とニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)と続き、ベッテルを77ポイント差で追いかけるフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)と並んで4列目8番手からのスタートだ。

レーススタート時の天候は晴れ。気温25℃。路面温度は37℃。レッドシグナルが消え、53周で争われる決勝がスタート。レッドブル勢2台をかわして4番手スタートのグロージャンがターン1でいきなりトップに躍り出た。ハミルトンはスタート直後にベッテルと接触し、右リアタイヤがバースト。順位を大きく落としてしまう。後方ではギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)とジュール・ビアンキ(マルシャ)がターン1で接触してコースアウトし、ここでレースを終えている。

レース序盤のトップ10は、グロージャン、ウェバー、ベッテル、ロズベルグ、マッサ、アロンソ、ヒュルケンベルグ、セルジオ・ペレス(マクラーレン)、エステバン・グティエレス(ザウバー)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)となっている。

先頭のグロージャンはウェバーとの間隔を1.7秒に広げながら快走を見せている。

7周を終えたところでハミルトンはピットに戻るとクルマを降りてしまった。バーストしたタイヤによりクルマがダメージを負ってしまっていたようだ。

13周目にグロージャンがピットイン。これでベッテルの前はクリアな状態だ。14周目にはアロンソもピットへ向かう15周目にベッテルがピットイン。グロージャン、ウェバーに続く3番手でコースに復帰する。4番手にはまだピットインを行っていないダニエル・リカルド(トロロッソ)。5番手にロズベルグが続き、ヒュルケンベルグが6番手に順位を上げている。その後ろにマッサ、アロンソのフェラーリ勢がつけている。

すべてのドライバーが最初のピットを終えた時点での順位は、グロージャン、ウェバー、ベッテル、ヒュルケンベルグ、アロンソ、マッサ、ライコネン、グティエレス、ペレス、ロズベルグと続いている。

24周目にバトンが2回目のピットイン。このごろからコース上には周回遅れのクルマが出始める。このタイミングでウェバーがグロージャンとの差を縮め、プレッシャーをかけてゆく。そのウェバーは26周目に2回目のピットイン。ここでベッテルがファステストを刻みながらグロージャンを追い上げ始めた。どうやらレッドブルはベッテルが2ストップ、ウェバーが3ストップ作戦をとっているようだ。

29周目にグロージャンが2回目のピットイン。グロージャンも2ストップのようだ。ここでタイムを縮めたいベッテルだが、コース上には周回遅れのクルマもあり、思うようにタイムが縮められない。31周目にはアロンソもピットへ向かった。

グロージャンに対するマージンを築くために2セット目のタイヤで懸命な走行を続けていたベッテルが38周目に2回目のピットイン。グロージャンよりも8周分新しいタイヤで、グロージャンの3秒後ろでコースへと戻る。

40周目。ベッテルがグロージャンとの差を1秒以内につめDRS(可変リアウィング)を使えるところまで迫ってきた。そして41周目に入ったストレートエンドでついにグロージャンを交わしてトップに立つ。42周目。ウェバーが3回目のピットイン。3番手でコースに復帰すると2番手のグロージャンを追い上げてゆく。

47周目にウェバーがDRSを作ってメインストレートでグロージャンをかわしかけるが、タイヤがつらいグロージャンも必死の応戦でこれを防ぐ。しかし、52周目についにウェバーがグロージャンをとらえて前に出た。これでレッドブルの1-2だ。

チェッカーフラッグ。盤石のレース戦略を展開したベッテルが今季9勝目をベルギーGP以降となる5連勝で飾った。2位にウェバー、3位にグロージャン。以下、4位アロンソ、5位ライコネン、6位ヒュルケンベルグ、7位グティエレス、8位ロズベルグ、9位バトン、10位マッサという顔ぶれとなった。グティエレスはうれしい初ポイント獲得だ。

今回もベッテルの優勝に終わったが、アロンソが4位となったことでベッテルのタイトル決定は次戦インドGP(27日決勝)以降に持ち越しとなる。

【写真】F1日本GPドライバーズパレード(全24枚)

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