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トロロッソ、ザウバーとの7位争いに自信

2013年10月13日(日)11:52 am

それほど多くの注目を集めてはいないものの、ザウバーとトロロッソのあいだで大きなバトルがぼっ発している。

ザウバーは、ピレリがシーズン半ばに行ったタイヤ構造の変更に恩恵を受けたうえ、排気を昨シーズンのものへ変更するという打開策が功を奏し、コンストラクター選手権で一気にトロロッソに追いついた。

両チームは現在、それぞれ31ポイントずつ獲得しており、激しい7番手争いを繰り広げている。F1の最高権威であるバーニー・エクレストンが定めた資金配分の取り決めによると、7位のチームは8位より数百万ドル(数億円)多く受け取ることができる。

トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは、スイス紙『Blick(ブリック)』に対し、「ザウバーは、うかつに喜ぶべきではない。私たちは前戦(F1韓国GP)であまりにも多くのミスを犯してしまっただけだ」と語った。

一方で、トストは韓国におけるニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)のドライビングが傑出していたことを認めており、「優れた才能を持ったドライバー」であると称えている。

しかし、トストはそれでもトロロッソの方がザウバーよりも優れていると述べた。

「ドライビング技術に関しては、リカルド(ダニエル・リカルド)とベルニュ(ジャン-エリック・ベルニュ)を擁する私たちのほうが上だ」と主張する。その理由に、「ザウバーがグティエレス(エステバン・グティエレス/ザウバー)を抱えている」ことを挙げた。

ほかにもトロロッソが優位な要因はある。2013年のクルマをさらに改善するとなると、予算に制限のあるザウバーはすでに限界に達している可能性がある。

ザウバーのチーム代表を務めるモニシャ・カルテンボーンは、『Speedweek(スピードウィーク)』に対し、現在チームが抱える金銭問題により、2014年のクルマの開発がすでに「予定から少し遅れ気味」であることを認めた。

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